一般車両も整備しますよ。キャブレーターオーバーホール
当店では珍しいと思う方も多いと思いますが、オフロード車以外の車両も修理で入庫してます。
今回はそんな車両のご紹介。
Vツインマグナ、お客様によると、新車で購入後、しばらく乗ってから数年放置してしまい、不動となってしまったそうです。
放置車両で最初に確認しなくてはならないのが、放置車両となるまでの経緯を確認することです。
「ただ乗る時間が無くて放置してしまった」とか、「壊れて不動になったから放置した」とかね。
今回の車両は、乗る時間がなくて放置してしまったそうです。
この情報を元に作業メニューを決めていきます。
決まったら、作業にとりかかります。まず、エンジンをかけてコンディションの確認。
とは言っても簡単ではありません。数年放置とだけあって、バッテリーは上がり、キャブレーターは詰まり、ガソリンは腐ってます。
バッテリーはジャンピングで、ガソリンタンクは簡易タンクで対応できますが、キャブレーターはオーバーホールしないとエンジン始動は不可能です。
キャブレーターを開けてみると、ガソリンが腐っていて緑色の固形物がびっちり、そして悪臭が漂います。しばらくはこいつらと戦います!
私は前職で腐食キャブを散々見てきましたので、何ともないですが、初めての方は中身の状態と臭いで参ってしまうでしょうね。
ジェット類とチョークバルブが固着くして抜けなかったので、ヒーターガンで熱を加えて抜きました。
外したジェットはタッパーに貯めたキャブクリーナーにドブ漬け!これが一番!ゴム系は表面が荒れますので注意ですよ!
不良部品は交換、各通路が通っているか確認したら組み付けていきます。
ジャンピングと簡易燃料タンクを接続して、エンジンを始動、エンジンコンディションを確認します。
問題なければ、バッテリー交換、燃料タンク洗浄して組み付けます。
組み付け終了!
メッキパーツが曇ってましたので、少し磨いてあげて完成!
今回、車体廻りはお客様でやるそうです。軽く点検して、アドバイスがあれば伝えてお渡します。
「ナグモ」では、一般車両の整備も受付してます。
まずは、お気軽にご相談下さいね。