オフロードバイクのエアークリーナー管理

夏になり、埃の多い所を走る機会が多くなったので、エアークリーナーの管理について記事にしてみました。

 

オフロードバイクは埃の中を走るため、どうしても空気と一緒に埃を吸い込んでしまいます。そこで、吸塵能力の高い湿式タイプのエアークリーナーを使うのですが、管理が少々面倒だったりします。そのため、適当な管理をしてしまうと空気と一緒に埃がエンジン内に侵入してしまいます。

エンジン内に侵入した埃は、2STならリードバルブ、クランク、クランクベアリング、ピストン、シリンダーなどに噛みこみます。埃は研磨剤のような細かい粒子なので、各部品を摩耗させてしまいます。例えば、クランクベアリングがダメージを受けるとベアリングが破損しエンジンが故障します。

「クランクが焼付いたー!」と言う方が多い症状ですね。

4STならインテークバルブ、ピストン、シリンダー、エキゾーストバルブなどに噛みこみます。4STオフロードレーサーのバルブはチタン製のバルブが多く、軽い反面、耐摩耗性には優れていません。そこでチタンバルブの表面に特殊な処理をして表面硬度を増しています。その処理によって耐摩耗性を向上させているのですが、エンジン内に侵入した埃は、バルブに噛みこんでその表面処理を剥がしてしまいます。表面処理の剥がれたチタンバルブは耐摩耗性を失い、一気に摩耗してしまします。バルブが摩耗するとバルブクリアランスが無くなり、エンジンの始動が困難になります。

 

ここで、良くない一例

写真はエアークリーナーより先のインテーク内です。

エアークリーナーを通過した空気なので、しっかり管理していればこんな風には汚れません。そうとうな量の埃を吸ってますね。このまま走り続けるとエンジンの寿命を著しく低下させてしまいます。

 

では、実際にどうしたらいいの?

基本的に一日走行したら、洗って綺麗な状態の物を使いましょう。毎回交換ってことですね。そのためには2つ以上エアフィルターがあった方が便利です。一つを洗って乾かしてる間に綺麗な物を付けられます。

フィルターへのオイルの付け方ですが、スポンジ内部まで浸透するようにしっかり揉みこみながら塗っていきます。

スプレータイプをお使いの方だと内部まで浸透しにくいので、リキッドタイプを多めに染み込ませて、余分な分は絞る方が全体に行き渡りいいと思います。

 

この淵の部分(車体側と密着する部分)も重要で、グリスを塗って密着を良くしてあげましょう。専用のグリスなんかもありますが、安めなマルチグリスなんかでも十分です。

 

エアークリーナーボックス内も綺麗に保つことも重要です。

写真のようなウォッシングカバーを装着して水洗いが楽でおすすめです。洗っている最中に多少水が浸入することもありますので、綺麗なタオル等を先きに入れてから、ウォッシングカバーをすると、万が一エンジン内に水が侵入することを防げます。

 

エンジンのコンディションに一番左右されるエアークリーナーの管理。

あなたはしっかり管理できてますか?


あわせて読みたい