SURRON 「UltraBee」 マシンセッティング&カスタマイズ
今回SURRON CUPの「ウルトラTT」タイムアタック競技にて優勝した車両について参考になればと思い記事にしてみました。
とりあえず画像の車両が当店で作った車両です。
ライダーは店主の私ですが、ノーマルから色々とセッティング変更してます。
・ホイールのフルサイズ化
ノーマル前後19インチから、フロント21インチ、リヤ18インチへ変更。
これは車両のパワーバランスと走破性アップを狙ってます。
ノーマルの19インチは軽量で速いのですが、安定感やトラクション性能に不安があると感じたのと、タイヤ選択の幅が狭すぎです。
・リヤスプロケットを46Tから50Tへ変更
ホイールフルサイズ化によりリヤは18インチへインチダウンするのですが、ハイトの高いタイヤを履くことのなるので外径は大きくなります。
外径が大きくなるのと重量が増すので加速性能がダウンします。それを補うためにショート化しました。
・チェーンはRKのレーシングシールチェーン
ノーマルチェーンはフリクションロスが大きいので変更してます。
・リヤサスペンションスプリングをハードへ変更
ノーマルスプリングは450LBSですが、ワンレート上げて500LBSへ変更しました。
私の体重は66Kgですがノーマルだと柔らかすぎでジャンプの着地等で底付きします、変更により快適に乗れるようになりました。
フロントはスプリング変更なしで、油面の調整と突出し変更をして前後のバランスをとってます。
・ワイドステップへ変更
ノーマルのステップはフットエリアが狭い、尚且つ滑るので変更してます。安定感がアップして長時間乗っても疲れにくくなりました。
・リヤディスクガードの追加
ノーマルはノーガードの為追加してあります。
・リブ付きシートカバー&オリジナルデカール
ノーマルのシートカバーは滑りやすいのでリブ付きにして対策、そして花柄でオシャレにw
デカールは完全オリジナルで製作してます。
・タイヤ
フロントIRC VX40、リヤIRC VE33S GEKOTA
まさかのリヤタイヤはガミータイヤですが、実は今回開催場所の「モトクロスビレッジ」は晴れのドライ路面だと硬く、いわゆるカチパンになります。
そんなカチパンで威力を発揮するのが「VE33S GEKOTA」なんです!モトクロスタイヤのゴム質の硬いタイプが良いと思ってる方も多いと思いますが違います。
実際にかなり良く、適度にヨレてくれてスライドコントロールがしやすかったです。
散水が多いと良くないかもしれませんが、今回の路面はばっちりでした!
まだ乗っている方が少ない車両ですが、なかなか楽しいバイクです。
自分仕様へ変更すればもっと乗りやすく最高の車両になりますよー!
セッティング変更、カスタマイズのご相談お待ちしております。